サトウキビ担ぎ、飲み水・五右衛門風呂水を天秤棒で。カマド にハガマ、プロパンガス・薪

幼い時から小柄で華奢な体格だった
特に運動・スポーツの類いとは無縁の人生
それでもココまで来たもんだ
中学校3校目、生家に戻り祖母との生活も有った。
集落の地区別の駅伝大会に合わせて数日の練習の後、いざ本番
競走なんて初めて、ペース配分なんて分かりっこ無いものだからスタート早々は行けた
応援を受けて力以上・実力以上の走りでスグにエンスト気味となった
世の中、上手い具合に行かないもんだ。
そんなに甘くはないぞ!知りたまえと知らされた

高校時代、最初の長距離(10Km位?)の行事が有った。
全く走ったこと無いのにソコソコの順位で自分でもビックリ・・何より、その距離を走れたことが不思議だったナァ
と言っていると翌年は順位を2倍以上の位置に落とした・・ソレッ、見たことか
尚、3年目は覚えが無い
受験を控えているとかで免除だったんだろうか
或いは天文学的な順位ゆえ自分で記憶から永久追放処分にしたのだろうか

親元は離れていたが叔母家族は近くに
また親戚のサトウキビの収穫の手伝いもしたり
サトウキビを束ねて担いで運ぶに肩にくい込んで痛いのでタオルで肩にあてて凌いだりしたもの

少し遡り、最初の中学校は生家の有る島(徳之島)のスグ北の島(奄美大島) の、当時は村内全体が陸上の交通機関の無いところでしたネ
今では道路も整備されている?
陸上の交通機関も有るのかも知れない
当時は湾内に点在する小さな集落群をジグザグにポンポン船が寄港して終盤は外海に出る
そして奄美随一の大都会?へと向かったのでゴザイマス
今では陸上交通の便も飛躍的に改善されてのいるにではないでしょうか?
当時は整備の行き届かない雨が降ると泥んこのデコボコ道を幹線道路?では今、希少価値高騰のボンネットバスが・・走っていたんだっけ
何でも新車購入では無く中古バスのオンパレード
あの道路状況では新車投入しても1日で半値評価に落とされるでしょうネ
本当の話、小生自身2〜3回はバスを下りてぬかるみに嵌まったバスを押したことが有ります・・
男性は大人に混じり生徒も。
小学高学年〜中学低学年まで、父親の赴任先で借家住まい。80戸くらいの小さな集落でした
いつの日か?初めて化石燃料に分類されるプロパンガスが我が家に入って来ました。
大家族も数ヶ所に分散、既に5人に急減していた
でも小さなボンベでは足らない。あくまでも燃料のメインは薪なんです。
土で型どり固めた昔ながらの竈(かまど)に薪をくべる。 勿論、五右衛門風呂の燃料も薪がすべて
当時、何となく興味をもって見ていたモノが有ります・・
飯を炊く際は、例のカマドに載せた羽釜を使うのですが木製の厚く重たい蓋を被せる訳ですが・・何故かゴム製?樹脂製?のホースらしき部品をハガマと蓋との隙間に挟んだら、美味しいご飯が炊けると売り込まれたのか・・一時期見かけた
因みに富士山頂では気圧が低くて沸点が低いゆえ半煮え?半炊き?のご飯いになるらしい
そう言えばシンプルな方式の圧力鍋が我が家にやって来たのもこの頃だった
先程のホース状のパッキンも羽釜と木製のハガマ蓋との密閉度を高めて蒸気漏れを防ぐ意味合いが有るとの触れ込みのせいか
実際にはスグに消え失せた。面倒な割には美味しいご飯には目立つ効果は無かったはず
兎に角、部分的補助的とは言えプロパンガスの登場は我が家始まって依頼の文明開化の印なのです
恐らく、そのプロパンガスのボンベは遠く離れた湾外の大都市?(今の奄美市)からポンポン船で運ばれて来たものでしょう
この時点では未だに水道は無し、井戸も無し
従い恐らくは300メートルほど離れて無いがいたで有ろう湧水の水汲み場が有った。
父親は仕事で家の作業などする余裕は全く無し、母親は家事の合間に本場大島紬の機織りに精を出す
せめて出来ることは水汲みくらいだった
体格面では全く自信無くとも天秤棒の前後にバケツを架けてバランスとりながら溢さぬよう気を配りながら運んだ
回数を1回増やして頑張ると喜んでくれた
五右衛門風呂を沸かす回数も最小限、何故なら風呂釜と予備にバケツ2杯分の水も外から組んで来ないと・・
飲み水の汲み場よりは近いところを川が流れていた
水量も豊かで何より透き通った流れの川水です
先程登場した天秤棒でバケツ2杯ずつ4回ほど往復したのではないでしょうか

そして中学校2校目では又しても小さな集落での生活でした
水汲みの経験は無し・・簡易水道が来ていた?
記憶がハッキリしない
この時、初めて黒電話が我が家にも・・第2の文明開化の到来でした・・自宅から電話架けられるなんて・・
でも電話をかけることなんて無かったと思う
僅か一学期間で後にして親元離れて生家にて祖母との二人暮らし・・3校目へ

自身の備忘録として綴っております
コンテンツ量も考慮して、冗長な思い出を書き記してアップ、単語・語句を散りばめて・・
検索にキャッチされん事を期待しつつ長々と